米国の1月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、やや強めの結果となりました。
前年比+2.8%と、インフレ鈍化のペースが想定ほど進んでいないことが示され、市場には一時的にドル買いが入りました。
ただ、その後は利下げ観測が完全に後退するほどの材料ではなかったこともあり、ドル円は149円台で伸び悩む展開に。
また、同時期に発表された小売売上高も堅調で、米国の個人消費の底堅さがあらためて意識されました。
インフレも消費もやや強め。
FRBの姿勢を大きく変えるには至らないが、今すぐの利下げが正当化されるような環境でもない。そんな市場の空気を感じた週でした。
EAは全体として慎重な稼働でしたが、かなり利益を残すことができました。
CPI直前・直後の時間帯は稼働停止設定を維持し、無理なエントリーは控えられていたため、余計なドローダウンもなく終えられました。
週後半はエントリー数が少なかったものの、無理に回さなかった点は良かったと感じています。
📊 今週の主な経済指標(2月19日〜)
- 2月19日(水)
・米国:1月住宅着工件数
→ 金利上昇の影響がどこまで住宅市場に波及しているかに注目。前月比-1.8%が市場予想。 - 2月20日(木)
・ユーロ圏:2月 消費者信頼感指数(速報値)
→ そこまで気にしていない。
指標のインパクトは先週に比べるとやや控えめ。
EAは今週も基本は稼働継続の方針ですが、突発的な材料への備えはしておきたいです。