先週の為替市場は全体として方向感に欠ける展開。
米国の1月住宅着工件数は前月比-3.4%と予想(-1.2%)を下回り、一時的にドル売りが出たものの、
大きく崩れることもなく、ドル円は148円台を中心に狭いレンジでの推移となった。
EAの稼働状況は概ね良好。
ボラティリティが低い中でも、過剰なエントリーが見られず、無駄な損失を回避できたのは大きい。
ドル円とユーロドルの両戦略ともに、小幅ながら含み益を維持して週を終えることができた。
📊 今週の主な経済指標
2月26日(水)
・米国:1月耐久財受注
→ 企業の設備投資意欲を測る指標として重要。
2月27日(木)
・米国:1月PCE価格指数
→ FRBが最も注視するインフレ指標。予想は前年比+2.7%。上振れすれば利下げ観測が後退する可能性あり。
2月28日(金)
・日本:1月失業率、有効求人倍率、鉱工業生産速報値
・ユーロ圏:2月HICP(消費者物価指数)速報値
今週は、PCE価格指数が最大の注目イベント。
直近のCPI・PPIが強めだったこともあり、PCEもやや高めに出る可能性がある。
そうなると利下げ観測が後退し、ドル相場が動くリスクも出てくる。
そのため、木曜のPCE発表前後ではEAの稼働を一時的に停止予定。
日本とユーロ圏の指標は相場に対するインパクトは限定的だと思っている。
基本は通常稼働のまま、木曜だけ慎重に。
今週もブレずに丁寧に運用していく。